解任論渦巻くマンUのモウリーニョ監督、教え子ルーニーが擁護「選手が立ち上がらないと」

(左から)モウリーニョ監督、マンチェスター・ユナイテッド時代のFWルーニー【写真:Getty Images】
(左から)モウリーニョ監督、マンチェスター・ユナイテッド時代のFWルーニー【写真:Getty Images】

苦戦が続くユナイテッドの現状に言及「ジョゼがバッシングを受けているのは知っている」

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は現地時間7日のプレミアリーグ第8節ニューカッスル戦で2点差をひっくり返す逆転勝利を挙げ、解任論をひとまず鎮静化した。しかしいまだ懐疑的な目を向けられているなか、海を越えて擁護しているのが、かつてユナイテッドのエースとして君臨した元イングランド代表FWウェイン・ルーニー(DCユナイテッド)だ。

 英紙「デイリー・テレグラフ」によると、ルーニーは2016-17シーズン限りで退団した古巣について、「選手、監督にとってタフなシーズン序盤になっている」と話し、このように続けている。

「ジョゼがバッシングを受けているのは知っている。ただ数週間前にも言ったと思うけど、選手たちがこの状況に立ち上がらないといけない。監督は数多くのことをやることができるけど、それはピッチの中で選手たちが作り出すこと、コレクティブさがあってこそ。ジョゼには全ての批判が集まるし、たやすくターゲットにできる。複数の選手はより良くならないと」

 ルーニーはモウリーニョ体制1年目の2016-17シーズンにユナイテッドでの出場機会が減少し、古巣エバートンへの移籍を決断した経緯がある。それでもモウリーニョの前に指揮を執ったルイス・ファン・ハール前監督の名前を出し、このように話している。

「彼もいっぱい批判を受けたけど、人々が目にしていないチーム内では『我々はもっと向上しなければならないんだ』と言っていた。個人的には彼が僕らをしっかり育ててくれたけど、ピッチで表現できなかった。だからこそ(今のユナイテッドも)舞台裏でこう言われていると期待しているよ」

 モウリーニョの持ち味と言えば、チームを戦う集団にする稀代のモチベーターとしての才覚だ。それを見せることで出遅れを払拭するような逆襲を見せられるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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