「競争はもう始まっている」 森保J初参戦の原口、激戦の「サイドMF争い」に挑む覚悟
堂安や伊東、中島ら台頭する若手サイドアタッカーに貫禄を見せられるか
森保一監督率いる日本代表は、8日から新潟市内に集合し、12日のキリンチャレンジカップ・パナマ戦(デンカビッグスワンスタジアム/19時35分)、16日の同ウルグアイ戦(埼玉スタジアム2002/19時35分)に向けて調整を進めている。合宿3日目の10日は初めて冒頭15分のみの公開となったが、ロシア・ワールドカップ(W杯)に出場したMF原口元気(ハノーファー)は「競争はもう始まっている」と決意を口にした。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
今季移籍したハノーファーではリーグ戦7試合中4試合の出場にとどまり、そのうちスタメンは現地時間9月22日の第4節ニュルンベルク戦(0-2)戦のみ。合流直前のシュツットガルト戦(3-1)は日本代表FW浅野拓磨の負傷交代で76分間のプレー時間を手にしたが、新天地で苦しい状況が続いている。
しかし、原口本人は決して現状を悲観していない。
「最後に出たし、これからも出られると思う。ポジションはどこでもいい」
今回が森保ジャパン初招集。MF堂安律(フローニンゲン)やMF伊東純也(柏レイソル)、MF中島翔哉(ポルティモネンセ)ら同じサイドアタッカーの若いライバルたちの挑戦も受けて立つ覚悟だ。
「(コスタリカ戦の)ハイライトを見ました。(試合当日は)2部練習で見られなかったので。まだあまり分からないけど、2日ほど練習してもやはり上手いし、良いものを持っている。良い選手が入るのは今に始まったことじゃない。そのなかを勝っていかないと代表では生き残れないし、4年後に向けてすごくモチベーションが高い選手が入ってきている。両ウイングは、今回は入っていない乾(貴士)くんもいて、本当にたくさんの良い選手がいる。自分が何をできて、何をできないかを理解しているので、自分のできることを精一杯やるしかない。競争はもう始まっている」
27歳となった背番号8が、若手が台頭するなかでどのようにして貫禄を示すのか。興味深い2連戦となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)