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岡崎プレミア初ゴール! ウェストハム戦で魂のヘディング魅せた
人種差別発言男も汚名返上のラストパス
レスターの日本代表FW岡崎慎司が15日のアウエー、ウェストハム戦でプレミア移籍後初ゴールを挙げた。開幕戦に続いてスタメン出場を果たした侍ストライカーは前半27分に本領発揮を発揮した。
中盤で両チームが激しくボールを奪い合ったところから、左サイドでイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが抜け出すと、岡崎は手を挙げて存在をアピールしながら全力でゴール前に走り込んだ。ヴァーディが右足でフワリとしたボールを送ると、岡崎は走り込んだ勢いのままに右足でボレーシュート。これはGKの正面を突いたが、弾かれて浮き上がったボールに再度、岡崎のトレードマークである頭から飛び込み、嬉しい新天地、そして、プレミア初ゴールを挙げた。
コンビを組んだヴァーディは、先月末にレスター市内のカジノで東洋人と思わしき男性客に人種差別用語の「ジャップ」を連発した映像が明るみとなり、社会問題と化していた。クラブは罰金のペナルティーに加え、人種問題啓発のトレーニングを命じたと発表していた。出場停止などの処分はなく、大甘裁定だとの声もあったが、クラウディオ・ラニエリ監督は岡崎とヴァーディと直接会談の末、「問題はなくなった」と強調。このゲームでは岡崎との好連携からアシストした格好となった。何とか汚名を返上しようとしていたのだろうか。
開幕戦ではノーゴールながらも攻守に運動量を増やし、クラウディオ・ラニエリ監督や英メディアから上々の評価を得ていた岡崎。開幕2節にして早くもゴールが生まれたことで、侍ストライカーの勢いは加速していきそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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