失速バルサ、メッシの“パワーセーブ”が爆発呼ぶ!? 出場時間が昨季同時期より400分減少
公式戦11試合を終えた時点での過去11シーズンのプレータイムを比較
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは今シーズンからキャプテンに就任するなど文字通りクラブをけん引する存在として八面六臂の活躍を見せている。その一方で、今シーズンは今までのプレー時間とは異なる状況が起きているようだ。
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スペイン紙「マルカ」が調べたデータによると、バルサが公式戦11試合を終えた段階で、アルゼンチン代表を含めたメッシのプレー時間は以下の通りになっている。
2008-09/940分(※)
2009-10/1073分
2010-11/838分(※)
2011-12/1290分
2012-13/1383分
2013-14/760分(※)
2014-15/1582分
2015-16/906分(※)
2016-17/1386分
2017-18/1335分
2018-19/935分
メッシはロシア・ワールドカップ(W杯)後、9月の代表戦2試合で未招集となり、11試合で935分間の出場となっている。ただW杯出場権獲得のために獅子奮迅の活躍を見せた昨季の1335分から比べると、計400分も減少しているのだ。
過去1000分を割ったシーズンを見てみると、負傷やシーズン開幕前のスケジュールが理由だ(※)。2015-16シーズンは9月末に膝を負傷、2013-14シーズンは筋肉系の故障で開幕に間に合わず、2010-11シーズンは序盤のアトレチコ・マドリード戦で削られ、それぞれ離脱した。そして2008-09シーズンは金メダルを獲得した北京五輪に出場したことを踏まえ、ジョゼップ・グアルディオラ監督が起用を控えた経緯がある。
負傷以外の理由でプレー時間が減っているのは久々のことだが、バルサは現時点でリーグ4戦連続白星なしと少々苦しい状況だ。この苦境を打開するためにはやはりメッシの力が必要だが、現時点でのパワーセーブが中盤戦以降の爆発を呼ぶだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)