柏DF鈴木大輔が抱くJ1残留への熱き思い 「レイソルはこの順位にいちゃいけない」

鈴木は2年8カ月ぶりに柏への復帰を果たした【写真:Getty Images】
鈴木は2年8カ月ぶりに柏への復帰を果たした【写真:Getty Images】

「順位的には厳しくてもここから絶対に巻き返せるという自信はある」

――柏は日本代表の伊東純也選手、瀬川祐輔選手や江坂任選手と有望なアタッカー陣が武器の一つです。鈴木選手の目に留まったプレーヤーは?

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「勢いある選手が多く、みんな能力は高くて上手いです。ただ、今は自分でいっぱいいっぱいですよ(苦笑)」

――いっぱいいっぱい?

「自分のコンディションを上げていく部分ですね。試合を4~5カ月間していなかったなかで、自主トレを重ねて急にチームに入りましたから。すぐにJ1のレベルに合わせなければいけなかったので、プレシーズンのように段階を踏めない分、自分以外のことに目を向ける前に、まず自分が何をできるかにフォーカスしています」

――国内では自身初となるシーズン途中加入の難しさもありましたか?

「そこは意識しませんでした。僕は委縮するタイプではないし、今はもうチームの一員なので入ったタイミングとかは関係ないと思っています。もしかしたら、それは少し図々しいかもしれません。でも、チームと自分の目標がリンクしていれば大丈夫。そのために自分は何ができるのかを一日一日考えて行動していくだけだし、要求したいことは要求して、思ったことは言っていくつもりです」

――9月下旬には今季初めて選手だけでミーティングを行ったそうですね。実現には鈴木選手の存在も大きかったと伺いました。

「いや、あれはベテランの選手が中心となってやってくれたので、僕がみんなでミーティングしようぜという感じではなかったです。こういう状況だからチームとして最低限、やっている選手、スタッフ含めてまとまっていきたいよね、と。率直に言えば、自分たちのなかでは雰囲気が良いと考えているし、順位的には厳しくてもここから絶対に巻き返せるという自信もある。ただ、外からいろいろな人に『厳しい状況ですが』と訊かれると、厳しい状況なんだと感じてしまう。でも、雰囲気が良くてここから絶対巻き返せる、という気持ちは持っておきたいので、それは選手同士の話し合いで自信を保てると思っています」

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