柏DF鈴木大輔が抱くJ1残留への熱き思い 「レイソルはこの順位にいちゃいけない」
スペインでの挑戦を経て2年8カ月ぶりに復帰「レイソルは自分にとって特別なクラブ」
熾烈なJ1残留争いを戦う柏レイソルに、頼もしい男が帰ってきた。ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)のタイトルを手にした2013年から3シーズン所属し、“太陽王”のディフェンスリーダーを務めた日本代表経験者の鈴木大輔だ。スペイン2部へ渡ってから2年8カ月、異国の地で確かな成長を遂げてきたセンターバックは、「レイソルはこの順位にいちゃいけない」と熱い思いを口にした。
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――2016年から3シーズン在籍したスペイン2部ヒムナスティック・タラゴナを退団し、今年9月に柏レイソルへ復帰しました。改めて、2年8カ月ぶりに古巣へ戻ってきた経緯を訊かせてください。
「タラゴナで3シーズン戦い、自分なりにできている部分と、まだまだだなと思うことがありました。今の自分の立ち位置から全ての可能性を探るためにフリーになって、一番望んでいたスペイン1部行きを求めてずっと交渉をしていましたが、なかなか(移籍先が)決まらず、ヨーロッパ内の1部リーグやJリーグと探っていくなかで、レイソルに行き着きました。割と流れに身を任せるスタンスだったので、『苦しい状況のチームを助けに戻ってきた』という感じではないですが(苦笑)、自分にとって特別なクラブだからというのはあります」
――外から見ていた柏の印象は?
「スペインではそこまでJリーグの試合を追っていなかったので、正直今季のイメージはあまり持っていませんでした」
――では、実際にチームに加わっての感想は? 鈴木選手が在籍していた2015年シーズンのメンバーは大谷秀和選手や栗澤僚一選手、クリスティアーノ選手らごくわずかです。
「メンバーもだいぶ入れ替わって、本当に違うチームだな、と。以前から知っている選手とは話しやすいですが、自分がいた当時から変わらずチームの雰囲気は良いし、みんながコミュニケーションをとれる関係性がレイソルの特長なので、あまり苦労はしていません。言葉が通じますから(笑)。スペインと比べたら深い話ができる分、全然問題ないです。環境もすごく良いので練習が楽しいですね」