Jクラブも狙える? 親日家の元スペイン代表FW、古巣復帰を拒否され行き場を失う危機
トットナムとの契約が満了を迎えるジョレンテ、古巣ビルバオ復帰を望むも…
トットナムの元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテは、古巣アスレチック・ビルバオ復帰の意向を示唆したものの、クラブ会長に否定的な姿勢を示されており、今季限りで契約満了を迎えることから行き場を失う危機に直面する可能性を指摘されている。スペイン紙「マルカ」が報じた。
2005年にビルバオで頭角を現したジョレンテは、9シーズン在籍。エースとして活躍した後、イタリアの名門ユベントスへ移籍し、その後セビージャやスウォンジーを経て、昨季からトットナムへ加入した。
今季はリーグ戦で9分間のみの出場に止まっており、現地時間3日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節バルセロナ戦(2-4)の試合後に「ビルバオは僕の家だ。もしオファーが来れば前向きに検討したい」と発言。下部組織時代を過ごしたビルバオへの帰還を望んでいることを表明していた。
しかし、これを受けてビルバオのホス・ウルティア会長は「私が分かっているのは、彼は(ビルバオから)断れば修復不可能なオファーを受けながら、別のオファー(ユベントス)を選んだということだ」と、当時の移籍にいまだ納得のいっていない様子で、再獲得に否定的な姿勢を示しているという。
ジョレンテにとっては、ビルバオFWアリツ・アドゥリスが負傷離脱を重ねていることもあり、センターフォワード獲得の必要性が浮上していることから、自身の復帰を古巣に促すコメントを発した形のようだ。しかし、会長の発言から分かるように、現時点で復帰の可能性は低いのが実情と見られている。
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