「ゲッツェと香川がいた」 元ドルトムントコーチがクロップ時代称賛「誰が対戦したがる?」
元アカデミーコーチのゴードン氏、強烈なインパクトを放った二人に言及
ユルゲン・クロップ監督が率いたなかで最も印象に残っているチームといえば、“ゲーゲンプレッシング”を世に知らしめ、ブンデスリーガ優勝を果たした2010年代初頭のドルトムントだろう。MF香川真司も不動のレギュラーとしてプレーしていた当時のチームを、元アカデミーコーチのギャリー・ゴードン氏が「傑出していた」と称賛し、香川の影響力の大きさについても語った。
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クロップ監督は8日でリバプールの監督就任から3年が経過した。昨季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で準優勝するなどチームは成熟しつつある。
ドルトムントでも就任3年目の2010-11シーズンにブンデスリーガで優勝。さらに翌年にはDFBポカールとの二冠、そして2013年にはCLで決勝へ駒を進めた。リバプールでのタイトル獲得に向けて、機は熟したと期待されている。
米スポーツ専門テレビ局「ESPN」では「ユルゲン・クロップはドルトムント3年目にリーグを制した。リバプールでも同じことができるか?」と特集しているが、そのなかでアカデミーのコーチだったゴードン氏は香川やドイツ代表MFマリオ・ゲッツェの活躍が印象的だったとして当時のチームを振り返っている。
「あの当時はスタジアムに行く途中から、彼らが勝つことは分かっていたよ。あのシーズンはどこへ行っても彼らは傑出していた。ゲッツェとシンジ・カガワがいた。彼らはポジションをコロコロと変え続け、マークするのが難しい選手だった。誰が彼らと対戦したがる? ディフェンダーが『お前がアイツを捕まえろ』『いや、お前がやれ』と言い争っているうちに、彼らはもうどこかへ消えていたよ」
抜群のコンビネーションを誇った当時の香川とゲッツェのコンビがこう振り返られている。ドルトムントの代名詞とも言えた“ゲーゲンプレッシング”においてキーマンだった二人の活躍は強烈なインパクトを放っていたようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)