名将ペップ「ジェズスに謝った」 リバプール戦のPKキッカーにマフレズ指名も失敗
ジェズスにPK蹴らせずマフレズに託すも、大きく枠を外しゴール奪えず
プレミアリーグ第8節の注目カードだったリバプール対マンチェスター・シティの一戦が現地時間7日に行われ、お互いが持ち味を出し合った展開の末にスコアレスドローに終わった。この試合の後半、決勝点を奪うビッグチャンスとなるPKで、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督はキッカーにMFリヤド・マフレズを指名した。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で1勝1敗、プレミアで6勝1分と全く同じ成績で激突したリバプールとシティ。首位攻防戦として大きな注目を集めた一戦で、両クラブはそれぞれ激しいプレッシングからのスピーディーな攻撃と、巧みなポゼッションを展開する一進一退の攻防を見せた。0-0のまま推移するなか、後半40分にはペナルティーエリア内でシティMFダビド・シルバのスルーパスを受けたドイツ代表MFレロイ・サネが、リバプールDFフィルジル・ファン・ダイクのファウルを受けてPKを獲得した。
このビッグチャンスに、当初はブラジル代表FWガブリエル・ジェズスがPKを蹴ろうとしたが、グアルディオラ監督はこれをフランス代表DFバンジャマン・メンディを介して制止。マフレズに蹴らせるよう指示を送った。ところが、そのマフレズは枠を外してしまい、シティは決勝点を奪うチャンスを逃してそのままタイムアップとなった。
英地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」によると、グアルディオラ監督は試合後の記者会見で「トレーニングセッションで彼のPKを毎日見ていて、彼をとても信頼していた。これは彼にとっていい経験になり、次回はゴールに入るだろう」とコメント。また、「ガブリエルはPKを蹴りたがっていて、彼に謝ったんだ。あれは私の決断だった」と続けた。
得失点差で首位の座をキープしたものの、リーグ戦5連勝を逃したシティ。同勝ち点でチェルシーとリバプール、勝ち点差「2」でアーセナルとトットナムが追う混戦模様の序盤となっているなか、勝負を左右するPKキッカーを誰が務めるかは今後も注目を集めそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)