「笑顔で『イエス』しか言わず理解していない」 武藤の課題をニューカッスル監督が指摘

武藤(左)の課題をベニテス監督(右)が指摘【写真:Getty Images】
武藤(左)の課題をベニテス監督(右)が指摘【写真:Getty Images】

ベニテス監督、武藤の英語力について「我々の予想を下回るものだった」と言及

 ニューカッスルのFW武藤嘉紀は、現地時間6日に行われたプレミアリーグ第8節マンチェスター・ユナイテッド戦(2-3)で移籍後初ゴールをマークしたなか、指揮官は武藤にプレー面以外で改善を求めているという。英紙「ザ・サン」が報じている。

 待望の瞬間が訪れたのは、ニューカッスルが1-0とリードして迎えた前半10分だった。右サイドからのクロスを中央で受けた武藤は反転しながら左足を一閃。世界屈指の守護神であるスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの牙城を崩す強烈なシュートを突き刺し、追加点を奪った。

 試合はその後3連続失点を喫し、逆転負けを喫したが、武藤は現地メディアから高評価を受けている。その一方で、この試合前にニューカッスルのラファエル・ベニテス監督は日本人アタッカーについて、ある問題点を指摘した。

「彼の英語力は我々の予想を下回るものだった。彼が常に笑顔でいるのは良いことだと思うが、以前いくつか彼に質問した時に、笑顔で『イエス、イエス、イエス』しか言わず、内容を理解していなかった。彼にはゆっくり説明し、ジェスチャーを入れなければならない。動画や分析データを見せれば、理解は早まることだろう。それぞれの選手や人間性は異なる。彼は英語を上達させ、チームメイトとの理解を深めていくことになる」

 2015年から3年間マインツでプレーした武藤だが、今季からプレミア初参戦であることもあり、自身を取り巻く環境は大きく変わった。武藤は“言葉の壁”に直面しながらも結果を残しており、これからさらに飛躍しそうな予感を漂わせている。

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