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赤い悪魔が開幕ダッシュ! 移籍浮上のモイーズ前監督のまな弟子弾で2連勝
ヤヌザイが右足弾で最高評価
プレミアリーグの第2節、アストン・ビラ対マンチェスター・ユナイテッドが14日に行われ、アウェーのユナイテッドが1-0で勝利。開幕2連勝を飾った。
移籍を希望していると伝えられるGKダビド・デ・ヘアはこの試合もベンチ外となり、2試合続けてGKロメロが起用された。新戦力DFダルミアン、MFシュナイデルラン、FWデパイらも先発出場している。
前半29分、この日先発起用されたベルギー代表FWヤヌザイが魅せた。意地左サイドのマタからのスルーパスをペナルティーエリア内で受けたヤヌザイは、鋭い切り返しでDFを交わすと、利き足ではない右足でシュート。これが右ポストをたたいてゴールに収まった。デイビッド・モイーズ前監督に重用されたが、ルイス・ファン・ハール監督の就任した昨季は出場機会を失った。今季もサンダーランドなどに期限付き移籍で武者修行に出る地元報道もあった新鋭が意地を見せて、ヒーローとなった。
しかし、その後はなかなか追加点を奪うことはできず試合は足踏み状態に。新戦力デパイは一人で7本のシュートを放ち、MFマタはヤヌザイの先制点へつながるスルーパスを含め、チャンスをつくりだすものの、主将ルーニーが意外にもブレーキに。センターフォワードで起用されているイングランド代表のエースはこの試合シュートを1本も放つことができなかった。
試合は結局ヤヌザイの得点が決勝点となり、1-0でユナイテッドが勝利している。
試合後、英地元紙「デイリー・メール」の採点では、勝利チームの選手にもかかわらず、ルーニーが両チーム通じて最低の「4」という屈辱の採点を受けている。全選手中最高は、決勝点のヤヌザイで「7.5」。続いてマタ、安定した守備を見せたスモーリングの「7」と高評価だった。
タイトル奪還を目指すユナイテッドは開幕から2試合連続で1-0の勝利。2試合で勝ち点6を手にし、チームとしては幸先のいい滑り出しを切った。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images