バイエルン不振は独代表にも悪影響!? 地元メディアが“ロシアW杯の悪夢再来”を懸念

4戦未勝利と不調のバイエルンは、ドイツ代表にも影響を及ぼしてしまうのだろうか【写真:Getty Images】
4戦未勝利と不調のバイエルンは、ドイツ代表にも影響を及ぼしてしまうのだろうか【写真:Getty Images】

バイエルンの不振が多数派を占めるドイツ代表にも直結

 ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーブ監督にとっては、バイエルン・ミュンヘンの思わぬ不振が頭痛の種となっているかもしれない。10月中旬、ドイツ代表はUEFAネーションズリーグで強豪との2試合を控えている。だが、その代表チームの招集メンバーには、公式戦4戦未勝利が続くバイエルンからも多数選出されており、所属クラブのネガティブな雰囲気を持ち込まないかという懸念がドイツ国内にも広がっているようだ。ドイツメディア「sport.de」が伝えた。

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 ドイツは現地時間13日にオランダ、16日にロシア・ワールドカップ(W杯)王者フランスと顔を合わせる。10月シリーズの招集メンバー23人のうち、バイエルン勢は主将のGKマヌエル・ノイアーを含め実に7人の最大勢力となった。屈辱のロシアW杯から再建を図るドイツだが、W杯の“デジャブ”になるのではないかと気掛かりのようだ。

 前大会王者として挑んだドイツは、ロシアW杯で同国史上初のグループステージ敗退を喫した。その原因の一つが、バイエルン勢のスランプにあったというのが同メディアの見解だ。バイエルンはW杯前、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝のレアル・マドリード戦で惜敗。さらに、DFBポカール決勝でもフランクフルトに敗れ、メンバーは気落ちした状態で代表に合流した。心身の状態が上向かないまま本大会に臨み、チームに貢献できなかったと分析している。

 そしてW杯敗退から約4カ月が経った今、再びドイツの絶対王者が不振に陥っている。ブンデスリーガ第5節アウクスブルク戦を1-1で引き分け、続く第6節ヘルタ・ベルリン戦を0-2で落としてしまう。CLアヤックス戦の1-1ドローを挟み、続くリーグ第7節ボルシアMG戦では0-3と大敗。ここ4戦未勝利と不甲斐ない試合が続いている。W杯の悪夢を繰り返したくないレーブ監督にとって、これは厄介な問題だろう。

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