37歳の闘将が現役生活に幕　チェルシーも惜別メッセージ「最高のキャリアを送った一人」

　世界屈指のセンターバックとして活躍した闘将が、ついにスパイクを脱ぐ。37歳の元イングランド代表DFジョン・テリーが現役引退を発表し、長年活躍した古巣チェルシーは「イングリッシュマンの中でも最高のキャリアを送った一人」と熱いメッセージを送った。

　1995年にチェルシーの下部組織に入団。2000年に短期ローンでノッティンガム・フォレストでのプレーを経験したが、2017年までの22年間、“ブルーズ”の一員として700試合以上に出場し、キャプテンとしてチームをまとめた。

　昨季プレーした英2部アストン・ビラを1年で退団し、新天地を探していたが、最終的に引退を決断した。そんな37歳にチェルシーは公式ツイッターを通じて餞別を送った。

「22年間ブルーとして。15のメジャータイトル。イングリッシュマンの中でも最高のキャリアを送った一人だ。引退後の生活も楽しんで、JT」

　そのリーダーシップを買われ、チェルシーでは「キャプテン、リーダー、レジェンド」という称号を与えられているテリー。ファンや同僚からの人気は絶大だ。

　スペイン代表DFセサル・アスピリクエタはツイッターで、「あなたと多くの思い出を共有できて僕は本当に幸運でした。チェルシーとフットボール界の真のリーダー、レジェンドであるあなたから学んだ全てに感謝しています」と綴った。

　他にも「#CaptainLeaderLegend」のハッシュタグで多くのファンからメッセージが寄せられている。

「アメージングなキャリアだった。ジョン、君のあなたのすべてに感謝しています」
「歴史上最高のディフェンダーの一人。そしてクラブで最も偉大なキャプテン」
「ミスター・チェルシー」
「真のフットボール・レジェンド」

　強いチェルシーを支え続けた男の別れに多くのファンが溢れる思いを口にしている。