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美人女医だけじゃない!? モウリーニョがチームの不振を隠した10のいけにえたち
対戦相手や主審にも好戦的
8番目は対戦相手。レアル時代のモウリーニョ監督は白い巨人を常に格下と位置づけ、バルセロナを率いたペップ・グアルディオラ監督がレアルからタイトルを奪うために陰謀を画策していると強調していた。レアルの9年間続いたホーム無敗記録を破ったスポルティング・ヒホンが、2012年シーズンにバルセロナに敗れた際には、「2軍でプレーして彼らに試合をプレゼントした」とも言葉にしている。
9番目は対戦相手の守備戦術。2004年シーズンにトットナム戦で0-0のドローに終わった際には「トットナムはゴール前にバスを置いたかのようだった。トットナムは勝ち点1にふさわしくない」とゴール前に人数を集めた守備的戦術をバスに例えて酷評。フィジカルサッカーを得意とするウェストハムのサム・アラダイス監督については「19世紀のフットボール」と酷評するなど、勝ち点を奪えない時には対戦相手の守備的戦術を批判している。
10番目は主審だ。結果が出せない場合には常々審判に対する批判を行うスペシャル・ワンはさまざまな名言を残している。「今季我々に有利に働いた笛はたった1回しか覚えていない」「私はこれらの事件について毎週話している。なぜなら事件は毎週起きるからだ。私の選手は十分な敬意を受けていない。これはあんまりだ」「選手からここで勝つのは不可能と聞かされた」など、さまざまな言葉で主審に巧みなプレッシャーを掛けている。
フットボール界の名物となっているスペシャル・ワンのカラフルな言葉は、いけにえを効果的に傷つけるが、プレミアリーグの楽しみのひとつであり、恒例行事とみなされているようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images