美人女医だけじゃない!? モウリーニョがチームの不振を隠した10のいけにえたち

尽きない八つ当たりの対象

 
 2番目は、スタジアムの照明責任者。2014年10月のQPR戦で苦戦を強いられ、それを証明が暗かったことを理由にしたのだ。「照明の責任者は観衆と同じ気持ちだっただろう。みんな眠そうだった。彼も暗いことに気づくまで20分もかかった」と指揮官は毒づいたという。
 3番目はサポーター。レアル監督時代には敵地バジェカーノ戦に300人しかサポーターが来なかったことに激怒。2012年のボルシア・ドルトムント戦で2-2のドロー時にもサポーターに八つ当たりしている。昨年10月のQPR戦後には「まるで空虚なスタジアムでプレーしているようなので、ホームで戦うことは難しい」と挑発的な発言で、チームに対する注目を外すことに成功している。
 4番目はクラブ首脳陣。指揮官は要求通りの選手が獲得できない場合、鋭い矛先を向ける傾向にある。レアル時代にはベンゼマ、イグアイン、クリスティアーノ・ロナウド、カカというアタッカーをそろえていたが、「イグアインとベンゼマだけでは十分ではない」と不満を漏らしていた。
 5番目はメディア。2014年1月にはチェルシー弱体化キャンペーンを張っていると発言し、2万5000ポンドの罰金をFAから命じられた。気性の荒いディエゴ・コスタがリバプール戦でエムレ・カンを踏みつけて3試合出場停止を受けた際、中継局の実況が「犯罪行為」とコスタの性状面の問題を指摘した際には、解説者を攻撃し始めたという。
 6番目はピッチ。2010年シーズンのレアル時代に、スロースタートだったエスパニョール戦で3-0と勝利した後、「失うものがないライバルと、じゃがいも畑でプレーするのは簡単ではない」と本拠地サンティアゴ・ベルナベウ競技場のピッチ状態に毒を吐くと、クラブ側は急ピッチで芝を張り替えた。
 7番目は日程問題。2012年11月にベティス戦で敗れ、日程問題に着目。「他のチームが日程をコントロールしている。私の背後でせせら笑っている」と語った。だが、欧州のリーグ戦を戦う宿敵バルセロナ同様に、レアルも日程面で考慮されていたという。

 

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