美人女医だけじゃない!? モウリーニョがチームの不振を隠した10のいけにえたち

開幕戦で話題のドクターとの対立

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、2-2のドローとなったプレミア開幕戦のスウォンジー戦の試合終盤、エデン・アザールに医療行為を行ったチームドクターのエバ・カルネイロ医師を叱責(しっせき)した。その後、トップチームから外すという降格人事にも批判が殺到している。
 その問題が波紋を広げる中、英地元紙「テレグラフ」は、これまでスペシャル・ワンの八つ当たりの対象となった“10のいけにえ”を特集し、大きな話題を呼んでいる。
 徹底的に勝利とタイトルに執念を燃やすポルトガル人は、その負けず嫌いな性格から周囲にたびたび攻撃的な態度をとるケースが多々存在してきた。
 この特集では、スペシャル・ワンに対する愛情豊かな表現で「ジョゼ・モウリーニョについて、忘れてはいけないことは、もし、彼のチームが勝てない場合、誰かのせいになる。素晴らしきポルトガル人は史上最高の監督として殿堂入りに値するが、質の悪くも愉快な性格に起因する。そのペテン師のような手つきと、熟練の魔法使いのような技でチームの不振から注目をそらしてしまう。いかにしてこれを成し遂げるのか。チームが勝てない場合の最高かつ有名な言い訳を紹介しよう」と、気の毒ないけにえたちを紹介している。
 トップバッターとして真っ先に登場したのはエバさんだ。「新シーズンが始まれば、新たないけにえが生まれる。驚きのドローに終わったチェルシーのひどいパフォーマンスはモウリーニョの作り出した煙の壁によって覆い隠された。彼が故障した選手を助けようとしたエバ・カルネイロの情熱を強烈な調子で批判した時に、だ」と指摘。相手のタックルで倒れこんだアザールの要望を受け、主審に救助に入るように命じられたドクター。だが、モウリーニョ監督からは糾弾され、トップチームからも外された。世間の注目は昨季王者の不振から完全にそれてしまった。

 

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