母国スペインも“5つ星”認定 神戸MFイニエスタの華麗ヒールパスに称賛止まず「神」
長崎戦で相手3人に囲まれながらも圧巻スキルでチャンスを創出
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、6日のJ1リーグ第29節V・ファーレン長崎戦(1-1)戦で後半途中から3試合ぶりに出場。相手3人に囲まれながらも華麗なヒールパスを通すと、母国スペインメディアも「5つ星」と最大の賛辞を送っている。
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今夏、神戸に加入したイニエスタは司令塔として存在感を放ってきたが、右太腿前の付け根付近に違和感を訴えて9月23日のリーグ第27節浦和レッズ戦(0-4)から2試合連続欠場。その間、チームは今季ワーストのリーグ5連敗を喫するなど苦境に追い込まれていた。
そんななかで迎えた長崎戦でベンチ入りすると、後半14分からMF郷家友太に代わって出場。淡々と、しかし正確なプレーを見せるなか、同24分には相手ペナルティーエリア手前でこぼれ球を拾い、相手3人に囲まれた。長崎ゴールに背を向けた体勢から右足のかかとで意表を突くヒールパスを繰り出し、二人の間にボールを通してMF藤田直之につなげた。
藤田のクロスは中央で合わずゴールは生まれなかったが、復帰したイニエスタが圧巻のスキルで会場を沸かせた。母国スペインメディアも反応し、スペイン紙「マルカ」は公式ツイッターで「アンドレス・イニエスタの5つ星ヒール」と題した動画を公開し、「あなたの名前がアンドレスでイニエスタと呼ばれていたら、こういうことが起こる」とマジジャンのシルクハットの絵文字付きで称えた。
投稿のコメント欄でも、「神のようなプレー」「プロフェッショナルの矜持」「どんなチームかは関係ない。イニエスタは天才だ」と海外ファンから絶賛された一方で、「ゴールは?」「足りないのは得点だけだ」とイニエスタの“珠玉の一手”がゴールにつながらず、1-1の引き分けに終わったことを残念がる声も見受けられた。
イニエスタは試合後のフラッシュインタビューで「さらにコンディションを上げてチームに貢献していきたい」と話しており、チームを牽引するプレーを誓っていた。