窮地のバイエルン監督、進退問題に発展? 1年前の“解任劇”に酷似と独メディア指摘
ボルシアMGに0-3完敗で4戦未勝利 コバチ監督への逆風強まる
ドイツ王者バイエルンは、現地時間6日に本拠地で行われたブンデスリーガ第7節ボルシアMG戦で、0-3とまさかの完敗を喫した。これを受け、ドイツ国際公共放送「ドイチェ・ヴェレ」(DW)の記者は、ニコ・コバチ監督は幹部に説明をしなくてはならないとし、同監督に対する議論が今後大きくなるだろうと予想した。
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バイエルンはブンデスリーガ第4節のシャルケ戦を最後に、これで公式戦4試合白星がない。すでに“ミニ・クライシス”の状況にあるとされていたバイエルンは、ボルシアMG戦ですっきり勝ってそうした悪評を封じ込めたいところだったが、結果はまったくの逆。7試合を終えて5位に沈む形となっている。
DWのアンドレアス・シュテン=ツィーモンス記者は、「現在、バイエルンがどこかおかしくなっていることは、ボルシアMG戦でいよいよはっきりした」とコメント。ボルシアMGの規律と戦術を称えながらも、自信のある普段のバイエルンならこの試合に0-3で敗れることはなかっただろうと述べ、「(ボルシアMG戦での)彼らのパフォーマンスは、約1年前のUEFAチャンピオンズリーグ、パリ・サンジェルマン(PSG)戦を強く思い起こさせた。あの試合の後、当時チームを率いていたカルロ・アンチェロッティ氏は解任された」と、0-3で完敗したPSG戦とその結末に言及した。
同記者は「バイエルンは4戦連続でお粗末な試合を見せている。連続でこのようなネガティブな結果になることは、王者バイエルンには滅多に見られないことだ。従って、ニコ・コバチ監督へのプレッシャーはますます高まる」とし、「夏にコバチ監督の就任が決まった時から、『偉大なバイエルンの指揮官になるには、彼はあまりにも“未熟”なのでは』との議論があったが、その声はいよいよ大きくなるだろう」と、コバチ監督の進退問題に発展する可能性を指摘した。