「こんなものはバイエルンではない」 急失速のドイツ王者を闘将マテウスが酷評

バイエルンOBのマテウス氏(左)、コバチ監督(右)【写真:Getty Images】
バイエルンOBのマテウス氏(左)、コバチ監督(右)【写真:Getty Images】

ホームでボルシアMGに0-3完敗、公式戦4試合未勝利

 ドイツ・ブンデスリーガの絶対王者バイエルンは、現地時間6日に行われたホームでの第7節ボルシアMG戦に0-3と完敗した。これでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)も含めて公式戦4試合未勝利となった古巣を、クラブOBのローター・マテウス氏が酷評した。

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 前半10分、16分と失点したバイエルンは、攻撃陣が一向に目覚めることなく、そのまま0-2で試合は推移。ニコ・コバチ監督は後半頭からドイツ代表MFトーマス・ミュラーに代えて同MFセルジュ・グナブリー、元オランダ代表MFアリエン・ロッベンに代えて元フランス代表MFフランク・リベリーを投入するも状況は変わらず、同43分にダメ押しの3点目を奪われ、本拠地アリアンツ・アレーナで屈辱的な敗戦を喫した。

 ドイツ衛星放送「スカイ」の解説者を務めるマテウス氏は、「バイエルンは今日、気持ちがこもらず、アグレッシブでもなく、1対1にも臨まなかった。前線にアイデアもなかった。前線へのボールはミスパスばかり。選手もほとんどエリア内に入ってこなかった」と語ると、「前線では(ロベルト・)レバンドフスキが消えていた。前半は他の選手もそうだった。後半にはいくらかサイドからボールが入るようになったが、こんなものはバイエルン・ミュンヘンではない」と批判した。

 なかでもドイツ代表DFマッツ・フンメルスについては「非常に遅く、とても緩慢だった。監督が考えているような1対1には入っていけなかった」と酷評。「イニシアチブを取れる選手がいない。バイエルンはすべての領域においてベストフォームからかけ離れている」と古巣の現状を嘆き、これではリーグ7連覇は難しいと述べた。

「ニコ・コバチ監督は今日の試合で、あてにできない選手が分かっただろう」と、厳しい言葉を残したマテウス氏。バイエルンは「内部で腹を割って話すこと、リーダー的立場にある選手がそれを引き受けることが必要」とも話し、苦境の古巣に助言を与えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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