ニューカッスル武藤、英公共放送も“デ・ヘア攻略弾”称賛 「水を打ったような静けさに…」
「BBC」はユナイテッドの守備陣の対応を酷評「ガラクタのような守備」
ニューカッスルの日本代表FW武藤嘉紀は、現地時間6日に行われたプレミアリーグ第8節の敵地マンチェスター・ユナイテッド戦(2-3)で移籍後初となる先発出場で、初ゴールも挙げた。チームは逆転負けを喫したが、鮮烈なインパクトを残した。大手メディアの英公共放送「BBC」は武藤のゴールをどのように報じたのか。
前半7分にブラジル人MFケネディのゴールで先制したニューカッスル。今季いまだ勝利のないチームにさらなる勢いをもたらしたのが武藤だった。同10分、ペナルティーエリア内で右からの折り返しを足元に収めると、そのまま反転し、利き足とは反対の左足で強烈なシュートをゴール左に突き刺してみせた。
「BBC」の試合速報ページでは、武藤のゴールについてユナイテッドの守備陣に問題があったことを大きく取り上げている。
「正直に言えば、マンチェスター・ユナイテッドはまたしてもガラクタのような守備だ。セットプレーからゴールまで15ヤードのところでヨシノリ・ムトウにボールが渡った。最後に残っていたのはまたもアシュリー・ヤングで、ムトウは簡単にターンすることができた。そして、ダビド・デ・ヘアの右側にシュートを撃ち抜いた」
武藤のゴールで一時2点のリードを奪うことに成功したニューカッスル。解任論が過熱していたユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督も武藤のゴール後に呆然とする映像がテレビで中継されていた。「BBC」も「水を打ったような静けさに…」とオールド・トラッフォードの様子を伝えた。
ニューカッスル地元メディアからはチームトップクラスの評価を受けていた武藤。チームが逆転負けしたことで、その印象は薄れたものの、レギュラー定着に向けては大きな意味を持つゴールとなったことは間違いない。
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