韓国代表FWソン・フンミン、兵役免除に感謝 「軍隊チームでプレーしていただろう」
アジア大会で2連覇を果たし、最後のチャンスで兵役免除を勝ち取る
今夏にジャカルタで行われたアジア大会は、高いモチベーションで戦った韓国代表が優勝を果たして兵役免除を勝ち取った。オーバーエイジ枠で参戦したA代表のエースであるFWソン・フンミンは、改めて優勝の喜びを語るとともに、もし兵役を受けることになっていたら軍隊のチームでプレーしていただろうと明かした。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
トットナムでイングランド代表FWハリー・ケインに次ぐ得点源のソン・フンミンは、韓国特有の兵役問題が常に付きまとってきた。26歳となり、兵役免除の最後のチャンスとなるアジア大会にオーバーエイジ枠で参加。グループリーグでマレーシアに1-2で敗れる波乱こそあったものの、決勝トーナメントを勝ち進んで迎えた日本との決勝戦は120分間の死闘の末に2-1で勝利し、大会2連覇と兵役免除を手にした。
記事では、ソン・フンミンが「もちろんアジア大会で優勝したことで、私は今より良い立場に立っている。もしそうなってなければ、私は韓国の軍隊チームでプレーしていただろう」と証言。改めて、優勝の喜びを表現している。
「アジア大会で優勝したことは、僕が自分の国で達成した最も重要なことであり、故郷の人々の喜ぶ顔は僕にとって永遠に続くものです。二度も躓いて優勝した国はないし、僕たちはそれを達成することができたので、自分の国に満足しているし、国と自分のチームメイトを誇りに思うよ」
また、アジア大会への参加を許可したマウリシオ・ポチェッティーノ監督に対して「彼の細部への注意は信じられないほどで、彼は世界最高の存在だ」と語ったソン・フンミン。信頼を置く指揮官の下で、“恩返し”のパフォーマンスを見せられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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