本田トップ下失格でミランが監督愛弟子の司令塔緊急補強へ

サンプドリアMFロベルト・ソリアーノ獲得急浮上

 そして、その司令塔としてふさわしい存在は、サンプドリアのMFロベルト・ソリアーノだとしている。バイエルン・ミュンヘンの下部組織で育ちながら、ドイツとイタリア双方の国籍を持ち、年代別のイタリア代表にコンスタントに招集されてきたソリアーノは、サンプドリアとの契約を2017年6月まで残している。サンプではミハイロビッチ監督の指導を受けた愛弟子でもある。
同じくトップ下を探しているユベントスや、ナポリが1000万ユーロ(約13億5000万円)以上の金額で争奪戦を開始しているといい、ミランの参戦が予想されるという。また、昨シーズンはチェゼーナでプレーしたローマのコロンビア代表MFカルロス・カルボネロも候補に挙がっているという。もう一つのアイディアとして、かつてミランの10番を背負った元ガーナ代表MFケビン・プリンス・ボアテングを呼び戻す可能性も報じている。
 本田のライバルと目されている元スペインU-21代表MFスソには、レンタルで放出される可能性が高いという。そして、仮に本田を放出したとしても、トップ下はイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラだけでは足りないため、トップ下を探す必要があるとしている。
 一方で、「どちらにせよガリアーニは選手を売らなければいけない」と、チームのメンバーリストのスリム化の必要性を説いている。その中で、本田はリストラ対象とされるべきだとされている。プレシーズンでゴールなど目に見える結果を全く残せなかったことで、地元メディアから大バッシングを受けることになった本田。ミラン栄光の背番号10を背負うものとして、プレッシャーを跳ね除けるようなプレーを見せられるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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