“初先発”武藤の序列アップ? 大逆転負けもニューカッスル監督「70分間の戦い」に手応え
武藤のプレミア初ゴールなどでマンUに敵地で2点先行しながら2-3敗戦
FW武藤嘉紀がプレミアリーグ初ゴールを決めた相手は、マンチェスター・ユナイテッドとなった。現地時間6日のプレミアリーグ第8節、敵地オールド・トラッフォードでの一戦に先発出場するとチーム2点目を奪った。試合は2点のリードを終盤の3連続失点で逆転され2-3で敗れたが、英地元紙「ノーザン・エコー」によるとラファエル・ベニテス監督は70分間の戦い方に手応えを感じているようだ。
武藤はこの日、4-4-1-1システムの1トップとして起用される。前半7分、ニューカッスルはスローインの流れから最終ラインの裏を取ったMFケネディが幸先良く先制ゴールをゲットすると、その3分後に武藤にとって待望の瞬間が訪れた。
ゴール前にいた武藤は右サイドからの高速クロスを収める。この瞬間、ゴールに背を向けてDFアシュリー・ヤングもチェックしている状態だったが、鋭いターンでかわして左足を一閃すると、GKダビド・デ・ヘアの守るゴールマウスを打ち破りオールド・トラッフォードに沈黙、そして解任騒動に揺れるジョゼ・モウリーニョ監督が守備陣に対して激怒する様子も映し出されたファインゴールを叩き込んだのだ。
最高の展開で前半45分を終えたニューカッスルだったが、後半に暗転する。25分にMFフアン・マタ、31分にFWアンソニー・マルシアルと立て続けにゴールを許すと、武藤は33分にMFクリスティアン・アツとの交代を命じられる。しかしユナイテッドの怒涛の勢いは止まらず、終了間際の45分にFWアレクシス・サンチェスが勝ち越しのヘディングシュートを叩き込み、ニューカッスルは2点を先行しながら痛恨の勝ち点ゼロとなった。
「最初のゴールを許したことが試合を変えた。彼ら(ユナイテッド)の攻勢が続いたことで、守るのは難しかった。我々には前半に3点目のチャンスがあり、後半にもチャンスがあった。彼らユナイテッドは攻勢を仕掛けて、得点を挙げてきた」