浦和、ACL出場権獲得へ痛恨ドロー 橋岡のプロ初ゴールで先制も仙台に勝ち切れず

橋岡のプロ初ゴールで先制も仙台に勝ち切れず【写真:Getty Images】
橋岡のプロ初ゴールで先制も仙台に勝ち切れず【写真:Getty Images】

後半は両者とも決勝点を狙うも、1-1のまま痛み分け

 来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を狙うベガルタ仙台と浦和レッズが激突したJ1リーグ第29節の一戦は、1-1の痛み分けに終わった。

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 前節、横浜F・マリノスに2-5で大敗した仙台は中盤に3枚を並べるシステムに変更し、同じくセンターハーフ3枚を配置する浦和とマッチアップする形になった。立ち上がりから仙台はボールを持ちながら、浦和の守備陣に対して効果的なパスを入れられず、逆に浦和が速い展開で仙台陣内に切り込んでいく場面が目立った。

 そうしたなかで前半24分、浦和は自陣左サイドのスローインを宇賀神友弥が縦に入れると、FW興梠慎三が反転して前進。興梠はサポートしたMF長澤和輝にボールをつなぐと、その瞬間に逆サイドから一気にMF橋岡大樹がゴール前へ。長澤からの右足クロスがピタリと合うと、橋岡は前に出て距離を詰めたGKシュミット・ダニエルの頭上を抜くヘディングシュートを決めて先制に成功した。今季、浦和ユースから昇格した橋岡は嬉しいプロ初ゴールとなった。

 チャンスが作れずにいた仙台だったが同40分、左サイドでFKを得るとキッカーはMF野津田岳人。混戦のゴール前から抜け出してニアサイドに走り込んだDF板倉滉へのクロスがピタリと合うと、流し込むようなヘディングシュートがニアサイドに吸い込まれ、試合は1-1でハーフタイムに突入した。

 後半に入ると、仙台は浦和守備陣の間に入り込むプレーで攻撃が機能し、試合のペースをつかむ。一方、局面での競り合いは激しさを増し、浦和は同13分にMF青木拓矢が担架で運び出されて負傷交代。GK西川周作やDF槙野智章、DF岩波拓也といった選手たちもピッチ上に倒れ込む場面が見られた。

 同32分に浦和は、Jリーグでは5月1日の川崎フロンターレ戦以来の復帰となるFWアンドリュー・ナバウトを投入。仙台も同じタイミングでFWハモン・ロペスを投入して勝負に出た。しかし、両チームとも決勝点を奪えずに試合は1-1の引き分け。3位以内でのACL出場権を狙う両者にとって、痛い引き分けになった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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