レアルが悪夢の失点で「33年ぶりの屈辱」 4戦連続“ノーゴール”で未勝利の大不振
後半ATの失点でアラベスに0-1敗戦 ロペテギ政権への逆風加速か
レアル・マドリードの不振は、一時的なものではなくなってきたようだ。現地時間7日に行われたリーガ・エスパニョーラ第8節アラベス戦で、後半アディショナルタイムに痛恨の失点を喫して0-1と敗戦。公式戦4試合連続勝利なしに加え、連続ノーゴールが6時間超えとなっている。
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直近のリーガ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で1分2敗と振るわないレアル。この日は上位に躍進するアラベスの敵地に乗り込んだ。中盤にはルカ・モドリッチ、トニ・クロース、カゼミーロに今季台頭中のダニ・セバージョス、そして2トップにカリム・ベンゼマとギャレス・ベイルが構える現時点でのベスト布陣を組んだ。
試合はキックオフ直後からレアルがボールを握り倒す展開に。しかしアラベスは手堅い守備ブロックを構築し、名だたるレアルアタッカー陣に仕事をさせず時計の針は進んだ。この状況にフレン・ロペテギ監督は、ハーフタイムでベンゼマをあきらめFWマリアーノを投入する。また後半途中にはカゼミーロに代えてMFマルコ・アセンシオ、ベイルを下げて新鋭FWヴィニシウス・ジュニオールと、なりふり構わず1点をもぎ取る姿勢を見せた。
だが待ち受けていたのは歓喜ではなく悪夢。試合終了間際にコーナーキックの混戦からMFマヌ・ガルシアに頭で押し込まれ、そのままタイムアップ。好調アラベス相手に勝ち点を落とした。
英データ会社「オプタ」スペイン版によると、公式戦で4試合連続ノーゴールとなったのは5試合連続で無得点に終わった1985年4月以来、なんと33年ぶりの屈辱。開幕直後こそ連動性を重視したパスサッカーが機能していたレアルだが、ここにきて深刻なゴール欠乏症に陥っている。新任のロペテギ監督への風当たりは、一気に厳しくなってきそうだ。