スペイン3強、今季リーグ出場ゼロの選手は? 日本人所属クラブが唯一の“全員出場”
厚い選手層を誇るバルサとレアル、アトレチコは… 乾在籍のベティスが全メンバー起用
今季のリーガ・エスパニョーラはバルセロナ、レアル・マドリード、アトレチコ・マドリードの3強が思ったほど勝ち点を伸ばせない序盤戦で、混戦ムードとなっている。チーム内の序列が固まりつつあるなかで出番のない選手も増えているが、スペイン紙「マルカ」は第7節終了時点で出番のないトップチームの選手を調査。唯一全選手が出ているクラブは、日本人選手が所属しているクラブだった。
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2チーム分の戦力を保有しているスペインの3強クラブで、リーガ出場時間ゼロに終わっているのは以下の通り(6日夜22時時点)。
<バルセロナ>
GKカスパー・シレッセン
MFデニス・スアレス
MFセルジ・サンペール
MFカルレス・アレーニャ
<アトレチコ・マドリード>
GKアダン
<レアル・マドリード>
GKカシージャ
DFヘスス・バジェホ
DFセルジオ・レグイロン・ロドリゲス
MFフェデ・バルベルデ
分厚すぎる選手層で主力クラスや有望な若手を起用しきれないバルサ、レアルと対照的に、闘将ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコはGKのアダン以外の各選手を起用。積極補強を図った分だけチーム内融合を進めていると言えそうだ。
セビージャなどUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を目指す強豪や健闘中のアラベス、日本代表MF柴崎岳が所属するヘタフェなど中堅クラブも3~7人は不出場となっているなか、全メンバーを使っているのはMF乾貴士の所属するベティスだ。ポゼッションサッカーを標榜するキケ・セティエン監督だが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)を含めてローテーション策を敷いており、GKを含めて全ての選手を起用しているのだ。乾にもチャンスがある一方で、厳しいチーム内競争が存在していることが分かる。
秋から冬にかけてスペイン国王杯やCL、ELなどで過密日程化してくる。不遇をかこっている選手が数少ないチャンスを狙う一方、重用されている選手にとっても気を抜けないシーズンが続くことは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)