ニューカッスルのベニテス監督、ユナイテッド戦で武藤の初先発示唆「以前より良くなった」
武藤に好印象を抱くベニテス監督、課題のコミュニケーション面も徐々に改善
ニューカッスルのラファエル・ベニテス監督が現地時間6日のリーグ第8節、マンチェスター・ユナイテッド戦で日本代表FW武藤嘉紀の先発起用を示唆している。英紙「ザ・シールズ・ガゼッタ」が報じた。
今季マインツから移籍を果たした武藤。7節を終えた時点で6試合に出場しているが、いずれも途中出場で得点もない。
いまだ勝利のないチームは第8節で敵地オールド・トラフォードに乗り込み、強豪ユナイテッドとの一戦を迎える。そして、この試合で武藤が初先発する可能性があるようだ。ベニテス監督は記者からの質問に応じる形で「彼はスカッドに入っている。彼はより近いところにいるよ。どのくらい近いか? どうなるかは見てみよう」と語った。
武藤に関して好印象を持つベニテス監督だが、これまでスタメンに起用してこなかったのはコミュニケーションの問題もあったという。「彼の良い点はいつも笑顔だということだ。しかし、ある日、私が質問をすると彼は『イエス、イエス、イエス』と言っていたが、何も理解できておらず、その後にゆっくりと説明しなければならなかった」と、英語でのやり取りに不安を残していたことを明かした。
課題は多かったものの、武藤はそれを乗り越えてきたという。
「(武藤は)理解の面で以前よりも良くなった。これは重要なことだ。選手、人間はそれぞれで異なるからね。彼はこれからも改善されるだろう。英語も上手くなるだろうし、チームメートへの理解や動きもよく分かってくるはずだ。彼はどんどん良くなっている」
ジョゼ・モウリーニョ監督解任の噂が浮上し、いやがうえにも注目を集めるこのユナイテッド戦。成長を続ける武藤は出番を手にすることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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