ベジクタシュGKカリウス、衝撃の“空振り失点”に批判 「大ポカ」「いつまで脳震とう?」
ELマルメ戦でディフレクションしたボールを防げずにオウンゴールを喫する
トルコ1部ベジクタシュに移籍したドイツ人GKロリス・カリウスがまたもや悲劇に見舞われた。現地時間4日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節マルメ(0-2)戦でディフレクションしたボールを防げずに失点。昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝での凡ミスで貼られたネガティブなレッテルもあって、海外メディアから「大ポカ」「悪夢は続く」と批判の対象となっている。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!‘;
カリウスはリバプールに所属した昨季、レアル・マドリードと対戦したCL決勝で失点につながるミスを二度犯した。キャッチしたボールをアンダースローで味方につなごうとしたところを、目の前にいたレアルの元フランス代表FWカリム・ベンゼマにカットされて失点すると、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルの正面に飛んできたミドルシュートも後逸してゴールを許し、1-3敗戦の戦犯となった。
プレシーズンでもミスを犯し、その後トルコのベジクタシュと2年間のレンタル移籍が成立。ポジション争いで一番手を行き、ELでも開幕節のサルプスボルグ戦(3-1)に続いて2試合連続のスタメン出場を果たした。
0-0で迎えた後半8分、ベジクタシュはマルメに左サイドを攻め込まれ、ノルウェー人DFアンドレアス・ヴィンドヘイムにクロスを上げられる。ボールは目の前にいた左SBのトルコ代表DFジャネル・エルキンに当たってコースが変わってベジクタシュゴールへ。ニアサイドに構えていたカリウスは飛んでくるハイボールに対して右腕を伸ばすも、まさかの空振りでそのままゴールネットを揺らされてしまった(記録はオウンゴール)。
スペイン紙「マルカ」は「いつまでカリウスの脳震とうは続くのか?」と見出しを打ち、CL決勝ではレアルDFセルヒオ・ラモスとの接触の影響があったと報じられたことになぞらえて、「ベジクタシュGK、チームを敗れさせた張本人」と非難。英紙「エクスプレス」は「リバプールのGKカリウスがヨーロッパリーグで大ポカ」と伝え、衛星放送「スカイ・イタリア」は「カリウスの悪夢はCL決勝での二つのミス後も続く」と報じた。
後半31分にもPKを決められ、ベジクタシュは0-2で敗戦。カリウスにとっては不本意な悪評が再燃してしまうゲームとなってしまった。