チェルシーの名手セスクが“サッリ・スタイル”に陶酔 「もう少し早く来てほしかった」
今季就任したサッリ監督の標榜するポゼッションサッカーでの役割に満足
チェルシーの元スペイン代表MFセスク・ファブレガスは、今季就任したマウリツィオ・サッリ監督にすっかり惚れ込んでいるようだ。「もう少し早く彼に来てほしかった」と指揮官のポゼッションサッカーでプレーする喜びを語っている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
16歳でプロデビューした司令塔も31歳とベテランの域に達した。アーセン・ベンゲル監督やペップ・グアルディオラ監督といった名将の指導を受けてきたセスクだが、サッリ監督ともっと早く出会いたかったという。
「正直に言えば、もう少し早く彼に来てほしいと思った。僕のキャリアにとっては少し遅かった。でも、間違いなく僕は彼と一緒にできて幸せだよ」
サッリ監督はナポリ時代の教え子であるイタリア代表MFジョルジーニョを引き抜き、チェルシーでもチームの中心に据えた。タイプの似たセスクは出場機会が減ったが、与えられた出番のなかで任される役割に満足しているようだ。
「僕はとても夢中になっているし、とてもおもしろい」
現地時間4日に行われたUEFAヨーロッパリーグのグループステージ第2節ビデオトン戦(1-0)後でフル出場したセスクは次のように語っている。
「全てが僕を経由していく。僕の好きなやり方だ。サッリの下でプレーするのは興奮するよ。こんな感覚をまた味わうことになるなんて考えてもいなかった。1試合で100回もボールに触り、全てのプレーを僕かジョルジーニョを経由していく。彼の戦術にとっては重要な役割だ。僕はそれを学んでいるところだ。僕はそれにとても夢中になっているし、とてもおもしろいんだ」
今季限りでチェルシーと契約満了を迎えるセスクだが、「このクラブに残りたい」と残留希望も明らかにした。完全に“サッリ・スタイル”の虜になった司令塔は今後もチェルシーのために力を尽くしたいと考えているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)