世界のエースだ!! CL王者移籍の大儀見、女子W杯得点王の後継者に指名
自身4クラブ目の挑戦へ
なでしこジャパンのエースが、新天地を求めることになった。昨季途中の2015年1月から女子ブンデスリーガのヴォルフスブルグに所属していたFW大儀見優季が13日、同じドイツの1.FFCフランクフルトに移籍することが発表された。チームの公式サイトには、フランクフルトのユニホームを手に持つ大儀見の写真が掲載された。
フランクフルトは昨季、UEFA女子チャンピオンズリーグを制した強豪。同じくなでしこジャパンで活躍中のFW安藤梢も、その一翼を担った。先日のカナダ女子ワールドカップにドイツ代表として出場し、得点王に輝いたFWセリア・シャシッチが引退。偉大なエースの座を引き継ぐ形で、大儀見に白羽の矢が立った格好だ。
大儀見は、なでしこリーグ日テレでプレーした後、09年夏から海を渡った。ポツダム(ドイツ)、チェルシーレディース(イングランド)、ヴォルフスブルグ(ドイツ)に続き、海外ではフランクフルトが4クラブ目になる。ポツダム時代の09-10シーズンには欧州女子CLを制覇し、12-13シーズンには女子ブンデスリーガで得点王に輝いた。日本代表としては、04年から通算で124試合に出場して55ゴールをマーク。女子W杯に3回、オリンピックにも2回出場している。
チームの公式サイト上で大儀見は「私はチャンピオンズリーグの勝者である1. FFCフランクフルトでの新しい挑戦を楽しみにしています」とコメント。また、コリン・ベル監督は「すでにポツダムで素晴らしい結果と才能を示しているワールドクラスの選手だ」とコメントを発表するなど、大きな期待を集める。
一方、去就が未定となっている安藤の名前は今季のチームのメンバーリストに入っていない。
リーグ開幕は約2週間後の8月30日で、エッセンとホームゲームを戦う。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images