バイエルンに不穏な空気 ハメスがコバチ監督に暴言「フランクフルトにいるわけじゃない!」
直近の公式戦で3試合未勝利 CLアヤックス戦後には司令塔が監督に不服申し立てか
ブンデス絶対王者として君臨しているバイエルンだが、直近の公式戦3試合で2分け1敗と勝ち点3を奪えず、周辺が騒がしくなっている。特にその中心となっているのは今季からチームを率いるニコ・コバチ監督だが、中心選手であるコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが不服を申し立てたようだ。ドイツ紙「ビルト」を引用する形でスペイン紙「マルカ」が伝えている。
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バイエルンはリーグ戦開幕4連勝を飾り、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)開幕節ベンフィカ戦も2-0で勝利。幸先の良いスタートを切ったが、第5節アウクスブルク戦(1-1)、第6節ヘルタ・ベルリン戦(0-2)、CL第2節アヤックス戦(1-1)と勝利を収められなかった。3試合勝ち星に恵まれないだけで厳しい論調が出るのはバイエルンの厳しさであるが、その中心人物となっているのがハメスとコバチ監督だという。
問題が起きたのは、アヤックス戦後のこと。なかなか結果が出ない状況にいら立ちを隠せなかったのか、ハメスは指揮官に対してこのように言い放ったのだという。
「僕らはここで、フランクフルトにいるわけじゃないんだからな!」
コバチ監督は元日本代表MF長谷部誠らを擁するフランクフルトを統率し、昨季はドイツカップ決勝でバイエルンを撃破するなど手腕を見せた。その一方で、昨季途中にバイエルン指揮官就任が発表されるなど物議をかもしたが、バイエルンでもコバチ監督はドイツ語ではなくクロアチア語でコーチングスタッフとコミュニケーションを取っている点も選手側の不満となっているようだ。
ハメスと言えばレアル・マドリード時代にラファエル・ベニテス監督(現ニューカッスル監督)との不和を報じられるなど、過去にも指揮官との衝突があった。現在レアルからレンタル移籍中の身だが、コバチ監督との関係は悪化せず理解し合えるものとなるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)