ミラン本田に伊メディアが軒並み低評価「失望させた」「ガリバルディのように苦しんだ」

点数も寸評も厳しいものに

 ACミランの日本代表FW本田圭佑はセリエA前哨戦となる1試合45分間の変則方式で行われるTIMカップで1試合目のインテル戦で38分間出場。主力組のトップ下に入った本田はDFの退場により途中交代を余儀なくされたが、地元紙では栄光の背番号「10」を3年連続で託された男に「本田は失望させる」などと厳しい評価も下している。
 地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」ではペルージャを舞台に45分間行われたミラノダービーでプレーした本田について、見出しで「ミランダ息切れ、本田は失望させる」とインテルの新加入DFとともに酷評されている。
 DFアレックスの退場により、新加入DFロマニョーリと交代となった本田は前線で見せ場を作ることはできなかった。評価は5点。アレックスの4.5に次ぐ、チームで下から2番目の評価だった。試合は2-1で勝利した試合としては実に厳しい評価だった。
 一方、トゥット・スポルトは本田に及第点の6点を与えているが、寸評は厳しいものだった。「ここ最近のプレーに比べると、かなり低い位置でスタートした。より責任を示しているが、ガリバルディのように苦戦しているように見えた」と評されている。
 1800年代にイタリア統一運動を推し進め、イタリア王国誕生に大きく貢献した「三傑」の1人と称される軍事家ジュゼッペ・ガリバルディのような苦難にピッチ上で直面したように見えたと、指摘されている。
 シニシャ・ミハイロビッチ監督は本田について「今日の開始30分のようなプレーをすれば、彼がレギュラーでプレーする」と評価しているが、背番号「10」の重責を担うレフティにはイタリアメディアから厳しい視線が続いている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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