鹿島DF内田は「スター」 海外メディアがACL殊勲弾を称賛「ヒーローが改善を促す」
ACL準決勝第1戦で水原三星相手に劇的な決勝弾で勝利を呼び込む
鹿島アントラーズの元日本代表DF内田篤人は、3日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦で水原三星(韓国)相手に劇的な決勝ゴールを挙げ、3-2の逆転勝利に導いた。海外メディアも内田の活躍を「鹿島のヒーロー」と称えている。
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前半2分、相手のコーナーキックからニアサイドで触られてコースを変えられると、ゴール前で守っていた内田が肩に当てたボールがオウンゴール。その4分後にも追加点を許し、試合開始6分間で2失点と悪夢の立ち上がりとなった。
しかし、前半にオウンゴールで1点を返し、後半39分にMFセルジーニョが同点ゴール。最大のドラマは後半アディショナルタイム3分、FKのこぼれ球に反応した内田が右足でシュート。一度は相手DFに当たって跳ね返ったが、再び内田がシュートを放つと相手に当たってコースが変わりながらゴールへと吸い込まれた。
2010年3月30日のACLグループステージ第4節プルシプラ戦以来となる3109日ぶりのゴールが、劇的決勝弾となった内田。米衛星放送「FOXスポーツ」は「鹿島のヒーロー、ウチダが準決勝第2戦に向けて改善を促す」と取り上げ、AFC公式サイトで立ち上がりの2失点を課題に挙げていることを紹介した。
記事では、内田のことを「シャルケのスター」と表現し、「アツト・ウチダは次戦に一切の余裕がないことに警戒している」と、百戦錬磨のサイドバックは兜の緒を締めていたとしている。
水原三星との第2戦は24日にアウェーで行われる。クラブ史上初の決勝進出に向けて、内田の経験値は不可欠なものになるだろう。
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