イタリア勢「CL復権」へ好発進 4チーム参戦の4カ国中で最多勝ち点「19」を獲得

(左から)ジェコ、インシーニェ、ディバラ、イカルディ【写真:Getty Images】
(左から)ジェコ、インシーニェ、ディバラ、イカルディ【写真:Getty Images】

第2節でユベントス、ナポリ、ローマ、インテルの全4チームが勝利

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は現地時間3日の試合で各組が第2節の試合を終えたが、イタリア勢の好成績が目立っている。特に第2節の試合では、参戦している4チームが全て勝利を収めた。

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 今季のCLには、スペイン、イングランド、ドイツ、イタリアの4カ国が、4チームずつを送り込んでいる。中でもイタリア勢は、ユベントスとインテルが2連勝、ナポリが1勝1分、ローマが1勝1敗で、合計すれば勝ち点「19」を稼ぎ出し、欧州内でトップに立っている。

 最も競争力があると目されているリーグ7連覇中のユベントスは、今夏の移籍市場でCL3連覇中の王者レアル・マドリードからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得して話題をさらった。しかし、そのロナウドはグループH開幕節のバレンシア戦で退場処分。わずか29分でピッチを去り、第2節も出場停止だった。

 しかしユベントスは、そのロナウドがいない約150分間で5ゴール。バレンシアからは10人で2-0の勝利を収め、ヤングボーイズ相手にはアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラのハットトリックで3-0と快勝した。第1シードのチームとしては順当とも言えるスタートだが、同一カードの連戦となる第3節、第4節で対戦するマンチェスター・ユナイテッド戦が試金石になりそうだ。

 一方で、第4シードでの出場になっているインテルは大健闘を見せている。グループB開幕節でトットナムを相手に2-1と逆転勝利をつかみ取ると、第2節ではPSVにも2-1と勝利した。続くバルセロナとの連戦で真価を問われることになる。

 また、第3シードでパリ・サンジェルマン(PSG)とリバプールと同居した激戦のグループCのナポリも、初戦は敵地でレッドスターと0-0で引き分けたものの、第2節ではリバプールを相手に試合終了間際のゴールで1-0と競り勝った。

 昨季CLで4強のローマは、夏の移籍市場でブラジル代表GKアリソンと元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランが流出して戦力低下が懸念された。グループGの開幕戦ではレアルに0-3で敗れたが、第2節ではプルゼニを5-0で一蹴。第2節でレアルに土をつけたCSKAモスクワとの第3節、第4節の連戦が、2季連続の決勝トーナメント進出へのカギとなりそうだ。

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