苦境のマンCザネ、名将グアルディオラからの批判にも動じず 「むしろ嬉しい」
今季はレギュラー落ちを味わいながら、「自分だけに集中している」と巻き返しに自信
マンチェスター・シティのドイツ代表MFレロイ・ザネは、昨季PFA(プロサッカー選手協会)の最優秀若手選手に選ばれるなど進境著しい。その才能は誰もが認めるところだが、ロシア・ワールドカップメンバー(W杯)には選ばれず、今季もシティでレギュラー落ちを味わっている。自身への批判が相次ぐなか、当の本人はまったく動じていないようだ。
ザネは昨季プレミアリーグで10得点15アシストを記録し、シティのリーグ優勝に貢献。W杯での活躍も期待されたが、ヨアヒム・レーブ監督は22歳のレフティーを選出しなかった。
この一件を境にザネは苦境に陥っており、今季プレミアリーグで開幕から3試合の出場時間はわずか30分間のみ。プレー内容以上に、練習や試合に臨む態度に問題があるようで、9月には同胞の先輩MFトニ・クロース(レアル・マドリード)から「振る舞いを改善すべき」と厳しいコメントを送られ、ジョゼップ・グアルディオラ監督からはサネの“成長”を手助けするとも言われていた。
ドイツ地元テレビ局「シュポルト1」によれば、ザネは「サッカー界では、批判は当たり前。僕は自分のことにだけ集中しているよ。もっと向上したい。次の目標は、代表チームでひとつ上のステップに進むことと、そこでもっと自分をアピールすることだ」とポジティブに話しているという。
「レーブ監督とグアルディオラ監督は、僕の扱い方を完全に把握している。偉大な監督から批判を受けるのは、むしろ少し嬉しいんだ」
この苦い経験が、きっとザネの成長を手助けする日が来るはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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