長友セリエA前哨戦でまずまず評価も、指揮官は非情な大量リストラ宣言

伊メディア評価 「対面選手より良かったが、スピード生かせず」

 12日のセリエA開幕前の前哨戦であるTIMカップで、ミランとサッスオーロを相手に最下位に終わったインテルだが、日本代表DF長友佑都は地元メディアにまずまず評価を受けた。インテル専門のニュースサイトである「FCインテルニュース」では、試合後に今大会の選手たちの採点を報じている。
 1試合45分で三つ巴の変則マッチで最下位という結果に終わると、どの選手も軒並み低評価になった。長友は初戦の終了間際に出場したミラン戦では採点なし。左サイドハーフとして45分間プレーしたサッスオーロ戦では、平均点の採点だった。
「5.5点。ダンブロージオの1列前でプレーした。(対面した)ガッツォーラより良かった。一方で、彼のスピードは生きていなかった」
 チーム内の最高評価は6点の3人。他が全員5.5点だったことからも、まずまずの評価だったということがうかがわれる。
 また、同記事では対戦相手の採点も報じられた。寸評はないものの、主力組とともにトップ下で先発したACミランの日本代表FW本田圭佑は5.5点。地元メディアでトップ下での開幕先発が予想されているMFジャコモ・ボナベントゥーラはボランチで先発し、最低の5点だった。途中出場のDFアレッシオ・ロマニョーリを含む12人のうち8人が6点以上の採点され、本田の5.5はチーム内で2番目に並ぶ低評価だった。
 ロベルト・マンチーニ監督は試合後、「心配はしていないんだ。このTIMカップで確かに我々は負けてしまったが、失点は我々のミスからだった。移籍市場? 誰が来て誰が出ていくか様子を見ようじゃないか。まあ、多くの選手が出ていかなくてはいけないんだがね」と容赦ない大量リストラを宣言している。地元メディアに「放出要員」とされ、チーム内で厳しい立場にある長友の去就にも注目が集まっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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