本田インテル戦で主力組トップ下先発も最低評価 伊メディアTIM杯採点

メクセスと並ぶ5点「うまくいかないプレーが続いた」

 ACミランは12日、セリエA開幕前の前哨戦であるTIMカップで、インテルとサッスオーロを相手に優勝を果たした。だが、日本代表FW本田圭佑は地元メディアに厳しい評価を受けている。ミラン専門のニュースサイトである「milannews.it」では、試合後に今大会の選手たちの採点を特集し、本田はDFフィリップ・メクセスと並んでチーム最低の評価を受けた。
 「ミラン、スーパーバッカの活躍でTIMカップを勝利。マトリが良く、本田とメクセスが悪かった」という見出しで報じられた記事では、4-3-1-2システムのトップ下でミランにとって1試合目となるインテル戦38分間でプレーした本田に厳しい評価を与えた。
「本田、5点。うまくいかないプレーが続いた」
 まさに一言でバッサリと斬られている。5点はメクセスと並んでチーム内で最低評価となった。
 ポジションを争うと見られている、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラは3ボランチの一角でプレーし、「5.5点。役割を吸収しつつ、運動量が豊富だった」と評価された。また、2試合目のサッスオーロ戦でトップ下に入った元スペインU-21代表MFスソは「6点。判断に問題はあるが、前進する力は非常にあった」と及第点の評価を受けた。
 攻撃陣で最も高い評価を受けたのは、インテル戦で1ゴール1アシストを決めたコロンビア代表FWカルロス・バッカだった。「7点。素晴らしい破壊力。ミランで最初のゴールを決めた」と、MVP級の活躍だったとされている。また、優勝を懸けたサッスオーロとのPK戦で2本ストップして優勝に導いたGKドンナルンマも7点の評価を受けた。
 本田についてシニシャ・ミハイロビッチ監督は「30分までのプレーをすれば彼がレギュラーだ」と評価を与えている。栄光の背番号「10」を3シーズン続けて託されることが発表された本田だが、このプレシーズンでイタリアメディアから酷評が続いている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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