ムヒタリアンが“政治的理由”でELカラバフ戦欠場へ 相手監督「アーセナルは彼を守った」
アゼルバイジャンとアルメニアが長年敵対関係にあるのが要因か
アーセナルは現地時間4日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節でカラバフ(アゼルバイジャン)と対戦する。アゼルバイジャンの首都バクーにあるオリンピック・スタジアムで行われるこの一戦には、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンが帯同していないが、それには政治的理由があるとされている。英紙「ザ・ガーディアン」が報じた。
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旧ソ連の隣国同士であるアゼルバイジャンとアルメニアは「ナゴルノ・カラバフ紛争」と呼ばれる領土紛争で長い間敵対関係にあり、現在も政治的緊張が続いている。英紙「ガーディアン」は、アーセナルのウナイ・エメリ監督はムヒタリアンの欠場について理由を明確にしていないが、対戦相手であるカラバフのグルバン・グルバノフ監督はアルメニア出身であることが背景にあるのだろうと語ったと伝えている。
それによれば、グルバノフ監督はアーセナルがムヒタリアンを「守った」と述べており、同時にアーセナルが6万8000人収容のスタジアムでムヒタリアンがカラバフサポーターからプレッシャーをかけられることを「恐れた」と表現したという。
ムヒタリアンはドルトムントに所属していた2015年のELでも、アウェーのアゼルバイジャンで行われるガバラ戦を回避。本人が帯同を望むのならビザは発給されるとUEFAから伝えられていたものの、遠征に帯同しなかった。今回も同様の申し伝えがあったと思われるが、アーセナル側はビザ申請を敢えて行わなかったとの見方が強い。
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