「他にできることはない」 クロップ監督、“スランプ”の主軸サラーに“脱力”を要求
チェルシー戦ではペナルティーエリア内のチャンスを生かせずノーゴール
昨季プレミアリーグ得点王に輝いたリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは、今季はここまでリーグ戦3得点にとどまっている。現地時間9月29日のリーグ第7節チェルシー戦(1-1)では、猛威を振るってきたペナルティーエリア内でのシュートチャンスで、一度も決められなかった。10月3日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ナポリ戦(0-1)でも不発に終わったが、ユルゲン・クロップ監督は「(サラーは)力を抜く必要がある」と試合前に説いていた。英紙「ザ・テレグラフ」などが伝えている。
好調なシーズンのスタートを切ったリバプールにあって、サラーは公式戦44得点を叩き出した昨季ほどの勢いがない。リーグ戦では現地時間9月22日の第6節サウサンプトン戦(3-0)でようやくシーズン3点目を挙げた。クロップ監督はCLナポリ戦前の記者会見でエースに言及していた。
「例えばテニスをしていて、昨日はフォアハンドが上手く打てたのに、今日は打てなかったというようなことがあるだろう。なぜだと思う? それは“自信”だよ。これがスポーツというものなのさ。彼の前回のプレーはすごく良かった。ポジションも良かった。ただ、最後の2回のボールはあまりクールじゃなかったね。そういうこともあるさ。昨季だって、同じような状況でボールを失ったことがある。その時はどうすればいいのか? リラックスだよ。完全に力を抜くんだ。なぜなら、他に何もできることはないんだから。高いクオリティーはあるのだから、完全に落ち着いていれば、あとは何も問題ない」
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