森保監督、W杯出場海外組6人を招集した意図は? 期待するのは「化学反応」と「継承」
長友や柴崎、大迫ら6人を初招集 「若い選手に経験を言葉とプレーで伝えられるように」
日本サッカー協会は4日、10月のキリンチャレンジカップ2連戦に向けた日本代表メンバー23名を発表した。森保一監督は今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)に出場した海外組6人の招集意図を明かしている。
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9月シリーズではW杯出場メンバー以外の若手を多く招集。7日のチリ戦は北海道地震の影響で中止となったが、11日のコスタリカ戦は3-0と快勝した。MF中島翔哉(ポルティモネンセ)やMF南野拓実(ザルツブルク)らが結果を残したなか、10月シリーズではW杯に出場した海外組の招集を決断した。
声が掛かったのは6人いる。DFは長友佑都(ガラタサライ/トルコ)、吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)、酒井宏樹(マルセイユ/フランス)。MFは原口元気(ハノーファー/ドイツ)、柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)。そしてFWは大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)となった。森保監督は6人を招集した意図について、次のように語った。
「前回のキリンチャレンジカップから、ロシアに出場した選手を招集させてもらったなかで、本来なら全員を招集してみてみたいが、前回の選手プラス今回の選手で、どのようにチームで化学反応ができるか」
来年1月のUAEアジアカップに向けてW杯メンバーと新戦力の融合を図る狙いがあり、指揮官は「個々のコンディションについても、今回の2試合で見たい。また、トレーニングの中からも見たい」と続けた。さらにW杯出場の海外組には経験の還元を期待しているようだ。
「ロシアW杯に出場した選手たち、キャリアを長く積んだ選手たちが来てくれることで、若い選手に経験を言葉とプレーで伝えられるように、チームとしていろいろなものを継承できるようにしていきたい」
10月シリーズではW杯出場の2カ国と対戦する。12日にパナマ代表(デンカビッグスワンスタジアム)、16日にFIFAランキング5位の強豪ウルグアイ代表(埼玉スタジアム)を迎え撃つなか、森保ジャパンはどのような戦いぶりを見せてくれるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)