本田開幕前哨戦ミラノダービー先発も不発 試合後は沈黙
主力組でトップ下出陣も背番号「10」に見せ場なし
ミラン、インテル、サッスオーロの3チームによるプレシーズンマッチ、TIMカップが12日に行われた。この大会は毎年、セリエA開幕直前に行われるもので、1試合45分間で行われ、3チームが総当りで戦う変則的なレギュレーションとなっている。
第1試合ではミラン対インテルのミラノダービーとなった。ミランは今夏加入のFWバッカ、ルイス・アドリアーノの新生2トップの後ろに、今季も背番号10を背負う日本代表MF本田圭佑が入った。GKディエゴ・ロペス、DFはデ・シリオ、アレックス、エリー、アントネッリと並び、中盤はボナベントゥーラ、デ・ヨング、ベルトラッチが起用されている。クラブは今季の背番号を発表し、本田は3シーズン連続で背番号「10」を与えられた。だが、地元メディアの今季開幕予想ではベンチスタートと予想されていたが、本田は主力組のトップ下で先発。トップ下先発と予想されていたボナベントゥーラはボランチでの起用となった。
一方のインテルはGKハンダノビッチ、DFは右からサントン、ミランダ、ムリージョ、ファン、MFコバチッチ、メデル、コンドグビア、エルナネス、2トップがヨベティッチとイカルディというスターティングイレブンとなった。日本代表DF長友佑都はベンチスタートとなった。
試合はミラン新戦力のバッカとベルトラッチが活躍。4分に左サイドをドリブルで持ち上がったバッカからのクロスをファーサイドに走りこんだベルトラッチが右足で蹴りこみ先制に成功。さらにバッカは22分にDFの裏へ抜け出すと、最後はエリア内でミランダをかわし右足のシュートで追加点を奪う。インテルも31分にはブロゾビッチがミドルシュートを決めて1点差に迫った。
ミランは終盤DFアレックスが退場となると、見せ場を作れていなかった本田が38分で途中交代。DFロマニョーリとの交代でピッチを後にした。クラブOBの元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタの背番号「13」を受け継いだロマニョーリがミランデビューを果たしている。