レアルDFが“C・ロナウド時代”と比較する論調にクギ 「過去ばかり考えてはいけない」
無得点での3戦連続未勝利に、C・ロナウド退団の影響を指摘する声が噴出
レアル・マドリードは現地時間2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第2節のCSKAモスクワ戦(0-1)で、2006-07シーズン以来の公式戦3試合連続無得点という不名誉な記録を作った。絶対的エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが今夏ユベントスへ移籍し、得点力の欠如が浮き彫りとなっているなか、DFナチョ・フェルナンデスが現状についてコメントしたと、英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」などが報じている。
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レアルは敵地でのCSKA戦に、主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスはコンディション面により、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルとブラジル代表DFマルセロは負傷によりメンバー外となり、この試合に臨んだ。
開始早々の前半2分、レアルのドイツ代表MFトニ・クロースは最終ラインのフランス代表DFラファエル・ヴァランへボレーでバックパスを送ろうとするも、叩きつけすぎたボールは相手FWへの絶好のパスとなってしまい、そのままペナルティーエリア内に侵入を許し、左足で先制点を叩き込まれてしまう。痛恨のミスから被弾したレアルは反撃を試みるも、迫力に欠ける攻撃で糸口をつかむことができず、そのまま試合は終了した。
これでレアルは公式戦で屈辱の3試合連続未勝利(1分2敗)となり、しかも無得点という深刻な状況に陥っており、各国メディアがその要因を今夏のロナウド退団に求めていた。こうした声に対し、ナチョは「クリスティアーノはレアル・マドリードを去ると決めたんだ。僕たちプレーヤーにはどうすることもできない。彼の決断だし、僕たちはそれを尊重し、これまで彼がしてきたことに対し感謝するだけだ」とコメント。そのうえで「彼がいたらチームはどうなっていただろうと、過去のことばかり考えてはいけない」とし、昨季までのチームと比較する論調に釘を刺した。
レアルは6日にアラベスと敵地で対戦する。国際Aマッチウィークによるリーグ中断前の試合で、不穏な空気を振り払うような勝利を収め、上昇気流に乗ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)