ACL準決勝“日韓決戦” 鹿島が水原三星にアウェーゴール2点献上も、1点返し後半へ
クラブ史上初のACL準決勝、悪夢の立ち上がりに痛恨2失点
鹿島アントラーズはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝の第1戦、水原三星(韓国)とのホームゲームに臨み、立ち上がりに2失点する苦しい展開から1点を返し、1-2でハーフタイムを迎えた。
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鹿島は日本代表DF昌子源の負傷が長引き、DFチョン・スンヒョンとDF犬飼智也のセンターバックコンビで臨んだ。さらにMFレオ・シルバが累積警告により出場停止で、MF永木亮太とMF三竿健斗がボランチを組んだ。
クラブ史上初のACL準決勝に意気込んだ鹿島だったが、完全に出端を挫かれた。まずは開始直後の前半2分、右コーナーキックをニアサイドでコースを変えられると、ゴール前で相手のマークについていたDF内田篤人が胸に当てたボールはゴール方向へ。GKクォン・スンテが弾き出したかに見えたが、追加副審がすでにゴールラインを越えていたと判定していきなりの先制点、それもアウェーゴールを与えてしまった。
さらに鹿島は同6分、DF山本脩斗が自陣の低い位置で追い込まれると、前方に蹴り出そうとしたボールが相手に当たってFWデヤン・ダムヤノビッチのところへ。ゴールライン際まで切り込んだダムヤノビッチのキックモーションに対し、クォン・スンテは中央への折り返しを警戒してキックの瞬間に前方へ体を倒したが、角度のないところから直接狙ったシュートに逆を突かれてボールはゴールに吸い込まれた。鹿島にとって悪夢の立ち上がりで、いきなり0-2のビハインドを背負った。
そこから鹿島は反撃に出た。同21分、右サイドからMFセルジーニョが早いクロスを入れると、FW鈴木優磨がゴール前へ。それを前でクリアしようとした相手DFチャン・ホイクがヘディングでゴール内に飛ばしてしまい、オウンゴールで1点を返した。その後、セルジーニョのラストパスからFW安部裕葵に決定機も訪れたが決め切れず、1-2のビハインドのままハーフタイムを迎えた。
(FOOTBALL ZONE編集部)