C・ロナウド在籍時は「一度もなかった」 レアル3戦連続“0得点”は12年ぶりと現地紙指摘
CL敵地でCSKAモスクワに0-1敗戦、公式戦3試合連続ノーゴールは06-07シーズン以来
レアル・マドリードは現地時間2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節のCSKAモスクワ戦を0-1で落とし、公式戦3試合連続の勝利なしとなった。特に深刻なのは、開幕直後は好調だった攻撃陣の不振だ。3試合連続ノーゴールは、FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)在籍時には一度も起きなかった現象だと、スペイン紙「マルカ」が報じている。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!‘;
この日の試合は、前半2分にいきなりCSKAモスクワのMFニコラ・ブラシッチに先制ゴールを許す展開に。その後は圧倒的に試合を支配し、シュートを26本も浴びせる猛攻を見せたものの、結果的にはスコアを動かせず、秋のモスクワで悪夢を味わった。
この試合で不覚を取っただけなら切り替えもできるが、ここ最近のレアルの戦いぶりを見ると、そうも楽観視していられない。29日のアトレチコ・マドリードとのダービーでは闘将ディエゴ・シメオネ監督率いる相手にスコアレスドロー、26日のセビージャ戦では敵地で0-3の完敗を喫している。開幕当初こそ、今季就任したフレン・ロペテギ監督の標榜するコレクティブな攻撃サッカーが機能していたが、ここにきて壁にぶち当たっている。
レアルの歴史を紐解いても、公式戦3試合連続で無得点に終わったのは2006-07シーズンまでさかのぼらないといけない。当時ファビオ・カペッロ監督が率いたチームはFWラウール・ゴンザレス、FWロビーニョ、FWルート・ファン・ニステルローイらを擁したものの、開幕から勝ち点を落としていた。特に年末から年始にかけてのレクレアティーボ戦(0-3)、デポルティボ・ラ・コルーニャ戦(0-2)、ベティス戦(0-0)と3試合連続で得点力不足に苦しんだ。
この当時はまだクリスティアーノ・ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドに所属。つまり、ロナウドが加入して以降はこれだけの長い期間ゴールから見放された時期はなかったのだ。連動性あふれる攻撃を仕掛ける一方で、圧倒的な勝負強さを誇ったロナウドが去ったレアル。悩ましい状況から救う得点源の台頭が待たれるところだ。