柏、明暗分けた“ラスト30分のプラン” 熾烈な残留争いを生き残るための鍵は?
より求められるシビアに勝ち点を奪いに行く姿勢
柏は今季、リーグ戦で3つの引き分けを除くと9勝16敗と黒星が7つ先行しているが、得失点差はマイナス10でしかない。その理由にあるのが、1点差の負けが11試合あることだ。勝ち点1を取れていてもおかしくないゲームを落とすことで、気が付けば17位と自動降格圏に足を踏み入れてしまった。
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加藤監督は浦和戦後「下を向かずにやっていくしかない」と話したが、順位表の少し上には未消化の試合があるチームがズラリと並ぶ。その結果次第では、一気に苦しい状況に拍車がかかりかねない。
今季は春先にACLとの並行日程で苦しんだ。シーズン途中には監督交代というカンフル剤も打たれたが、現状は厳しい。より、シビアに勝ち点を奪いに行く姿勢が求められるだろう。
ACLに出場したチームがそのシーズンにJ2降格となったのは、2012年のガンバ大阪のみ。ラスト6試合で残留へ向けた執念を見せたい。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
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