仏代表デシャン監督、“チームプレーヤー”のポグバを擁護 「オンリーワンではないが…」

フランス代表のデシャン監督(左)がMFポグバ(右)について言及【写真:Getty Images】
フランス代表のデシャン監督(左)がMFポグバ(右)について言及【写真:Getty Images】

ロシアW杯でフランス20年ぶりの優勝へ共闘 メディアの“イメージ先行”に苦言

 マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバは、ジョゼ・モウリーニョ監督との確執が取り沙汰されている。今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)でフランス代表の指揮を執り、優勝へ導いたディディエ・デシャン監督は教え子について「彼はオンリーワンではないが、責任を背負えるリーダーの一人」と語った。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が伝えている。

 ポグバはロシアW杯でフランスの主力としてプレーし、6試合1得点で20年ぶりの優勝に大きく貢献した。クラブに戻ってからはモウリーニョ監督からも期待され、今季の副キャプテンとしてチームを取りまとめる立場となったが、監督の戦術批判とも取れる発言を口にし、移籍騒動も生じた影響で、第2キャプテンの座も剥奪されてしまった。

 代表チームとクラブでのパフォーマンスの比較を問われたデシャン監督は、「ポールに関しては、彼自身だけではなく、彼の属するチームも大事だ。一人の選手が勝利をもたらせるようなケースではない」とし、コレクティブなプレーが重要と切り出した。

「世間が知らなければならないことが少しばかりある。まずはポールに関するイメージが本来の彼の姿ではないということだ。きっと彼が少し変わり者で、感情的だからかもしれない。メディアが作る彼のイメージが全てのことをややこしくしている。しかし、W杯で彼は本来のイメージを取り戻すことができた。一番重要だったのはポールがこのW杯でとても大事な志を持って臨んだこと。世界チャンピオンになりたいと思って臨んだんだ」

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