リバプールの英雄ジェラード、王座奪還へカギを握る選手を指名「彼は間違いなく天才」
クロップ体制4年目で開幕7試合負けなし ジェラード氏「フェルミーノがカギ」と分析
プレミアリーグで開幕6連勝を飾るなど好スタートを切ったリバプールに対して、クラブのレジェンドで、現在はレンジャーズを指揮するスティーブン・ジェラード監督は「非常に長い間、ベストチームを維持していくにはブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがカギになる」と分析している。
15年に就任したユルゲン・クロップ監督の政権下となって4年目を迎えるリバプールは、開幕戦から6連勝。29日の第7節マンチェスター・シティ戦で1-1と引き分けて連勝記録こそストップしたが、いまだ負けなしと好調を維持している。特に前線に並ぶエジプト代表FWモハメド・サラー、フィルミーノ、セネガル代表FWサディオ・マネの3トップは強烈で、リーグ屈指の破壊力を見せている。
今季からスコットランドのレンジャーズの指揮を執るジェラード監督は、英ラジオ局「BBCラジオ5」に古巣に対する意見を求められ、チームの成功のカギはフィルミーノが握っていると答えた。
「彼に注目してみると、フィルミーノは間違いなく天才だと思う。彼は得点を決めることやゴールを生み出すことに興味を持っているからね。ボールを受けるたびに、彼は常にプレーができるように周りの選手を探していた。彼と一緒にプレーするのは夢だよ」
また強力な攻撃陣に対してジェラード監督は「前線の三人は正当なバックアップを受けている。もしサラーやマネを失ったとしても、(イングランド代表FW)ダニエル・スタリッジは体がキレていてゴールを決めているし、(ベルギー代表FW)ディヴォック・オリジや(イングランド代表FW)ドミニク・ソランケだっているからね」と総合力を評価。彼らが活躍すれば、チームの躍進は間違いないと見ているようだ。
ジェラード監督も太鼓判を押すリバプールは、29年ぶりの王座奪還を果たせるか。今後の戦いに一層注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)