名将リッピ、C・ロナウドとディバラの“共存可能”を断言 「ジダンに学ぶ必要がある」
注目される10番ディバラとC・ロナウドは「居場所を奪ったというのは真実ではない」
イタリア王者ユベントスで話題になっているのが、新加入のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと「10番」を背負うアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの共存問題だ。現状、ロナウドが優先されているように見える起用のなかで、ユベントスでトヨタカップ(現FIFAクラブワールドカップ)を制し、イタリア代表を世界王者に導いた名将マルチェロ・リッピ氏が、二人の関係は問題ないと語っている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。
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今季リーグ6試合を終え、ロナウドは全試合にフル出場している一方で、ディバラはスタメン4試合で起用されない試合もあった。元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチを中央に起用し、ロナウドを得意の左サイド中心のプレーをさせる布陣が続いたが、現地時間26日のボローニャ戦(2-0)ではロナウドとディバラの2トップで勝利を収めている。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督も試行錯誤するなか、リッピ氏は二人の起用について「ディバラの居場所をロナウドが奪ったという話もあるが、それは真実ではない。アッレグリもディバラは相手のライン間、トップ下の位置で素晴らしいというのは認めている。一方で、ロナウドは彼のチームメイトに利益をもたらすプレーができる」としたうえで、アッレグリ監督にも学ぶことがあると話す。
「(ジネディーヌ・)ジダンは、レアルでロナウドを完璧に生かしていた。それをアッレグリもよく知り、学ぶ必要がある。それが上手くいけば、ロナウドは様々なポジションでプレーでき、ユベントスの選手たちはそれによって助けてもらうことができる。アッレグリは3バックも4バックも、1トップも2トップも使いこなすことができている。それは、ユベントスにとって強みだ」