マンC重鎮コンパニの心温まる“神対応” 表彰試合の利益をホームレスへ寄付表明
マンCで10年を過ごした記念にコンパニの表彰試合の開催が決定
マンチェスター・シティのベルギー代表DFヴィンセント・コンパニは、来年8月に自身の表彰試合が開催されるなか、その試合で得た利益を全額マンチェスターのホームレスへ寄付する意志を表明した。英衛星放送「BBC」が報じている。
コンパニは今季シティで11シーズン目を迎え、在籍10年を記念して来年8月に表彰試合を開催することが発表された。また、同選手は地域の社会変化を促進するためにマンチェスター市長のアンディー・バーナム氏と共同して「Tackle4MCR」を設立しており、マンチェスターという街への思いを明かしている。
「僕はマンチェスターから多くのものを受け取った。10年経っても僕がシティの一員としてプレーし、携われていることを幸運に思う。チームとしてもブランドとしても、シティは向上した。それは地域全体にも該当することだ」
一方で急速な発展により、ホームレスが増加したことについても触れ、表彰試合の利益を全額寄付する意志を表明した。
「目覚ましい向上に目に見えて欠点も浮き彫りとなった。急速な発展についていけず、その恩恵と繋がれないまま置いていかれる人々が増加したんだ。行き場を失い、路上での生活を余儀なくされている人々もいる。この地域が僕を大きく奮い立たせてくれたのは、人々のポジティブさだった。これまで訪れたなかでも、際立ってパワフルな街だ。僕はこの旅に彼ら全員を帯同させる責任があると思っている」
バーマン氏と設立したホームレスファンドは2020年までにマンチェスターからホームレスをゼロにする目標を掲げており、募金活動を通じて、冬まで安眠するためのベッドを支給する予定にあるという。コンパニの心温まる“神対応”は、キャリアを捧げたマンチェスターへの愛情の証なのだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)