サウサンプトン吉田がプレミア開幕戦でチーム最低評価

CB先発も決定機外す「このチャンスを決めるべきだった」

 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也はプレミアリーグ開幕戦ニューカッスル戦にセンターバックとしてフル出場を果たした。チームは2-2ドローに終わっているが、2失点に加えて決定機を外したことから地元メディアからチーム最低などの厳しい評価を受けている。
 1-1で迎えた後半2分、吉田は千載一遇のチャンスを迎えた。左サイドで得たフリーキックのチャンス。。MFウォード・プラウズのクロスにエリア内でフリーになった吉田がゴール至近距離からヘディングシュートを放つも、ニューカッスルGKティム・クルルに左足一本のファインセーブでゴールを奪えなかった。吉田は悔しさをにじませ、両手で顔を覆った。
 直前の欧州ヨーロッパリーグ予選フィテッセ戦では左サイドバックとして出場した吉田。この日は主将DFジョゼ・フォンテとコンビを組む形で本職のセンターバックに起用された。だが、英衛星放送「スカイ・スポーツ」ではターゲット、ロドリゲスとともに最低の「5」と評価されている。FKからの好機を逃した直後の後半3分にニューカッスルFWシセの勝ち越しゴールが生まれており、「吉田はこのチャンスを決めるべきだった」とコメントされている。
 英地元紙「デイリー・メール」では、最高10の採点で「5.5」の評価。この日左サイドバックを務めたDFターゲット、MFロドリゲスの「5」の次に低い数字となった。イングランド代表DFコールカーを補強し、セルティックのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク獲得に乗り出すなどサウサンプトンはセンターバックの強化に動き続けている。
 吉田はフル出場を果たし勝ち点1を得た。それでも本職のセンターバックでの地位を盤石にするために、プレミア4季目のスタートは決して満足の行くものではなかっただろう。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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